バナーとは?基礎知識とクリックされるデザインのコツを解説

バナー(banner)とは、直訳の旗印という意味の通り、インターネット上で、はためく旗のように、何らかの宣伝を掲げている画像ファイルのことです。

主に「広告用バナー」と「サイトバナー」に分けられます。「広告用バナー」は、外部のウェブサイトやアプリに掲載し、自社サイトに呼び込むための広告です。

「サイトバナー」の場合は、自社サイト内にハイパーリンク用バナーを設置します。同一サイトの別ページも見てもらうために、遷移をうながすことなどが目的です。

この記事では、その基礎知識とユーザーにクリックされるバナーデザインのコツについて説明します。

この記事を参考に、バナーによるデジタルマーケティングを最大限活用してください。


バナーの宣伝効果

インターネットによくアクセスする人なら、何かのバナーを目にしたことがあるはずですが、そのバナーは印象に残りましたか?

もし少しでも記憶に残っているバナーがあれば、そのバナーは宣伝効果があったということです。

ほとんどのバナーは、ユーザーにクリックしてもらうことを目的としていますが、バナーの効果はそれだけではありません。

バナーを見てもらうだけでも、商品・サービス・イベントなどの宣伝効果や、企業・ブランド・ネームの認知拡大も期待できます。


バナーのサイズ

バナーの形は、一般的に長方形や正方形です。

サイズはさまざまな種類がありますが、掲載するサイトやアプリ、用途、目的などによって最適なサイズを選びましょう。

Googleのバナー広告の場合は、下記URLで概要をご参照ください。

参考:Googleアドマネージャーヘルプ、デベロッパー向けリソース、バナー広告の概要

※外部サイトに移動します。


バナー広告(イメージ広告※)の代表的なサイズ

正方形

  • スクエア:横300×縦300px

基本的な長方形

  • レクタングル:(ミディアム)横300×縦250px(ラージ)横336×縦280px

縦長

  • ワイド(スカイスクレイパー):横160×縦600px

横長

  • ビッグバナー(リーダーボード):横728×縦90px
  • モバイルバナー(オーバーレイ):横350×縦50px
  • ビルボードバナー:横970×縦250px


※「イメージ広告」は、アップロードした画像サイズのまま掲載されます。この記事で解説するバナー広告とは、イメージ広告に該当します。(一方で「レスポンシブディスプレイ広告」の場合は、広告を掲載するデバイスやサイトの枠に合わせて画像サイズを自動調整してくれます。)

「バナー広告」のサイズの基準は、アメリカのIAB※(Interactive Advertising Bureau)が国際標準規格というものを定めています。その国際基準を順守することは義務ではありませんが、大手サイトはその国際基準のサイズから採用しているケースが多いです。なお、2年ごとに基準サイズの見直しがされます。

参考:IAB、IAB の新しい広告ポートフォリオ: 広告クリエイティブ ガイドライン

※外部サイトに移動します。


クリックされるバナーデザインのコツ

バナーは、たくさんの人に見てもらい、クリックしてもらうことが主な目的ですが、やみくもに作成したのでは人びとの心を掴むことはできません。

下記にクリックされるバナーデザインのコツをご紹介します。ぜひ参考にしてみてください。




1.ターゲットと目的を明確にする

まずは、自社の何を宣伝したいかという目的を明確に決めましょう。

そして、一番に誰をターゲットにしているか、仮の人物像を作り出します。

そして、そのターゲット層の悩みや好みに寄り添ったバナーデザインを作成していくことが大切です。

ターゲット層が抱えている課題などを深く知りたい場合は、該当する年齢・性別・職業の人びとに、実際にアンケート調査などを実施してみるのもおすすめです。


2.高品質でインパクトのある画像にする

ユーザーは、何か別の目的があってインターネットを利用しているため、最初からバナーを見ようとは思っていません。

そのような人びとにバナーを見てもらうためには、一瞬で興味を引きつける必要があります。

よってインパクトの残る高品質な写真などを使うことが最重要です。

文字よりも画像の印象の方が、多くの人びとの注目を浴び、印象に残る傾向があります。

配色は6対3対1の割合で3色を基本にすると、見やすいと言われています。

6割を占めるキーカラーは、先に決めたターゲット層の年齢や性別などが多く好む色にするか、バナーが訴求したい目的に合う色を選びましょう。

認知度を上げたい場合は、ブランドのイメージカラーにするのもおすすめです。

残りの2色は、キーカラーと相性のよい色の中で、近い色にすれば落ち着いたデザインになり、反対の色にすれば力強いデザインになります。

そのように色の持つ心理的効果も、ぜひ取り入れてみてください。


3.誘導するシンプルなキャッチコピー

バナーは、ユーザーに一瞬でクリックするか否かを判断されます。

キャッチコピーは、一目で読めて理解できる量と内容にし、強力にCTA(行動喚起)を誘導するメッセージにしましょう。

感動を呼び起こすような名文には、内容がわからないまま不思議と惹かれてクリックしてしまう人が増えますが、実際はプロが作成した広告でもそのような成功例は多くありません。

大抵の場合は、ユーザーにどのような行動を取って欲しいかをシンプルな文言でしっかり伝える必要があります。


4.伝えたい文字をパッと目立たせる

例えば「50%OFF」「詳細はこちら」「3日まで」など、一番伝えたい情報や数字が、一瞬でユーザーの目に飛び込んでくるように工夫しましょう。

具体的には、例「50%OFF」の中で「50」の数字だけを、他の文字より非常に大きいフォントサイズや目立つカラーにしてみます。

すると、その「50」という、一瞬でも読める数字がユーザーの目に飛び込んでくるので、それをきっかけにバナー全体に注意を引くことが可能です。



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まとめ

この記事では、バナーの基礎知識とユーザーにクリックされるバナーデザインのコツを解説しました。

バナーはプロに依頼もできますが、デザインACで自主作成することも可能です。

作成後は、できればABテストをしてみるとよいでしょう。

ABテストとは、多くの企業でよく行われる効果測定で、複数の異なるパターンのバナーを作成し、効果があるデザインを採用する方法です。

デジタルマーケティングの中でも、バナーは特に集客や購買促進に効果的だと言われています。

ぜひ、思わずクリックしたくなるようなバナーを設置して、集客に役立てていきましょう。

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